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6月1日から7月末日までの2ヶ月間に1,965点の応募があり、うち優秀作100点をえらんで「新見庄まつり」(毎年7月第2土曜・日曜日)で表彰、これを一書にまとめて中央公論社から平成9年2月に発行された。この「愛の書状」募集は今後も継続するという。

 

3 成果と課題
もともと新見庄は研究者の間ではっとに知られた庄園であったが、行政と民間との努力の結果、郷土の歴史に対する関心が、住民の間だけでなく地域的なひろがりを見せるようになった。教育委員会編の「新見庄歴史散歩」(昭和57年刊)や、市内の教師が委員会を構成してつくった副読本『ふるさと新見庄』(平成7年刊)などは、ビデオの作成とあいまって、住民の郷土意識を育てる上で大きな役割を果している。新見市の取組みは、郷土の歴史や文化を生かし、住民の積極的な参加を得ながら進められていること、しかも同類の市町村との連繋を取ることで地域的なひろがりを得ていること、などの点で、地域活性化事業の一典型といってよいであろう。庄園サミットをマンネリに陥ることなく維持するには、関係者の多大の努力が求められるが、今後とも新見市が中心になって進められることを期待したい。

 

 

 

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